鈴木明子選手インタビュー全文2014/02/21 10:50

昨夜は撮影してきた写真の処理をしながら、ソチオリンピックの女子フィギュアスケート フリープログラムを見ていました。

浅田選手の演技はもうすごかったですが、鈴木選手も素晴らしくて。
最後のポーズの振り返って笑顔のところがとても好きです。

鈴木選手の試合後のインタビューがものすごく心に残って、どこかに全文を書き起こしている記事はないかと探してみたのですが、見つからなかったので書き起こしてみました。

ほんとは写真のブログなのですが、残しておきたいので。
鈴木選手の発言は、「えーと」「あの」といった部分のみカットして起こしています。
インタビュアーのかたの発言は、分かりやすくするため、趣旨を変えずに少し手を入れています。

■鈴木明子選手インタビュー全文

できなかったこともありますけど、ただ、今できる精いっぱいは、とにかく最後まであきらめずにやれたので、まずはほっとしています。

-リンク中央に向かうときはどんな気持ちでしたか。ちょっとは不安はありましたか?

ずっと足の痛みがあったんですけど、病気で滑れなかった時期があったのでそれを思ったら、それだけで幸せだなと思って立ったので、あまり不安とか緊張よりも、とにかく、大げさですけど生きてるなって思いました。

-鈴木さんがトリノオリンピックのときになにか力をもらったと前におっしゃっていましたが、今日の鈴木さんのソチの演技で、今回、同じように鈴木選手の演技を見て感じた人もいると思うんですね。
そのあたりどういうふうに感じてますか。

正直言って、ここまでの年齢まで続けられるとは思いませんでしたし、やはりいますごく若くしてみんな出てきているんですけど、そこで、今ダメだからとあきらめるのではなく、その、遅咲きでも、がんばれるというところが、少しでも未来のスケーター達やほかのかたにも伝わって、何歳からでもやろうと思ったときにできるという気持ちが伝わればいいと思います。

-最後と決めたシーズンに、全日本で初優勝があったり、ソチオリンピックもいろんなことあったと思いますけれど、ほんとにいい時間が過ごせてますよね。

はい、とてもいい経験になりましたし、これがさらに今後の人生に生きると思います。

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何歳からでも遅いということはないと思うし、何歳からでもやれると、私も思ってます。

写真を撮る人になりたくて、今年は年初めから、ずっとカメラマンのアルバイトに応募していました。
仕事での撮影経験は、ライターとしてのかたわら、文章に添えるスナップや資料撮影程度なので、職務経歴書や履歴書だけで落とされること多数。

もっと若いうちからやっておけばよかったのかもしれません。
でも、その時は別のことがやりたかったし、それはそれで叶えました。

ようやく契約してくれる会社が見つかって、昨日は初めて現場に出ました。
まだ本番ではなく、研修です。
先輩のカメラマンのかたに撮影した画像をチェックしていただき、色やホワイトバランスなど指示を受けながらの研修でした。

ここを超えたら、ようやく一歩。
そんな日に、これまでの自身の演技のすべてを超えるような浅田選手の演技、輝くような笑顔の鈴木選手の演技を見て泣いて、最後にこのインタビューをきいて、また涙が出ました。

積み重ねてきた日々ややってきたことは裏切らない、って、こういうことなんだな、と思わされました。
私も信じて、進みたい。
どこまでやれるか分からないけれど、まだあきらめたくないので、叶えたい夢までの日々をがんばっていきます。

今日の一枚は、前に日比谷公園で撮影した写真です。
去年の6月に撮りました。